開局40年・感動のインタビュー

1985年11月16日14時30分、FM AKI WAVE JACKの前身となるFM AKI(当時の表記:FM安芸)が、中区鉄砲町(八丁堀)にて開局しました。その日の16時からの生放送番組"ナマナマ16時!"にて、開局初日から中継用のトランシーバーとマイクを片手にスタジオを飛び出し、鉄砲町や八丁堀界隈の街中を歩く人たちにとびこみ生インタビューを決行した、当時17歳の私。

その日、生インタビューの最後の場所として訪れたのは、ラジオ放送をしていたスタジオの道路をはさんで斜め前にあったパン屋さん。そのお店にアポなしで入り店長さんとおぼしきご年輩のご婦人に「すみません、今日からあのビルから月に2回、ラジオ放送をすることになりまして…良かったら聴いてみてください。」とマイクを向けた制服姿の私に、そのご婦人は驚かれることも、もちろん追い返すこともなく、とてもにこやかにそして丁寧に「わかりました。あそこでラジオをやってるんですね、じゃあ聴いてみましょう。」と対応して下さりました。それから生インタビューはパン屋さんの紹介となり「手作りで美味しいパンですよ。」と穏やかに話して下さった店長さん。その後放送日のたびにラジオを売り場に置いて流して(聴いて)くださりました。

それから40年経った2025年の夏頃、あるテレビの情報番組で今も同じ場所でそのパン屋さんが営業をされているという情報を得た私は、開局40年を控えた秋のある日、当時のインタビューを録音、保存していた音源の入ったICレコーダーと開局当時のスタジオ近辺の風景を取った写真を携えて、およそ40年ぶりにお店を訪れました。

お店の奥の味わい深い工場から売場に出てこられた店長さんとおぼしき方に「すみません。実は40年前にあの向かいのビルでラジオ放送をしていたものですが…。」と、話を切り出した私。店長さんとおぼしきその方は、やはりとてもにこやかにそして丁寧に私の話に耳を傾けて下さりました。

そして、当時のお店近隣の写真をお見せしたところ

「わあ~なつかしい!そうそう、この近辺はこんな(風景)でした!」と他の店員さん達と大盛り上がり。その後40年前の当時の店長さんと私のインタビュー音源をお聴かせしたところ

「わあ~なつかしい!!この声は間違いなく母の声です!」

何と今回応じて下さった店長さんは、40年前にインタビューに応じて下さった店長さんの娘さんでした。その後インタビューのお願いにも快諾して下さり、こうしてお店での40年ぶりのインタビューをさせていただきました。

取材の帰り際「実は今も青少年センターというところでラジオ放送をやっておりまして…」とお伝えすると「そうなんですね!ぜひ機会があれば聴きに行きます!」と笑顔でこたえて下さった店長さんは、その後本当に(12月20日のなごみのラジオ♪に)聴きに来て下さりました。社交辞令ではなく本当にラジオを聴きに来て下さった店長さんの姿は、「じゃあ聴いてみましょう」と言って本当にラジオを聴いて下さっていた40年前の店長さん(お母様)とも重なり、あらためて感動。

店長さんが変わっても、丁寧な応対と笑顔は40年を経た今も手作りで美味しいパンの味とともに変わらず受け継がれていて、だからこのパン屋さんは今でも地域で愛され親しまれているんだろうなあ…そんなことを実感した"40年ぶりのインタビュー"となりました。

2025年11月15日のなごみのラジオ♪は「FM AKIWAVE JACK開局40年スペシャル放送」をお届けしましたが、その中で当時の店長さんとのインタビュー音源をご紹介するとともに、今回の店長さんとのそんなインタビューの様子もお届けしました。

取材に応じて下さった店長さんそして店員のみなさん、本当に感謝です!

↑40年ぶりのお店でのインタビューにて。現在の店長さん(40年前の店長さんの娘さん)と。

FM AKI WAVE JACK

1985年に開局したミニFMラジオ局です。1992年に活動休止後、2018年に活動再開。 現在、社会教育施設・広島市青少年センターの主催事業"センターロビー活用プロジェクト"として毎月1回(第3土曜日15時から)"DJこういっちゃんのなごみのラジオ♪"を同センター内"交流スペースすきっぷ♪はうす"にて放送中。 詳しくは広島市青少年センターサイト内 なごみのラジオ♪ にアクセスを!